![]() フェリー内の液晶パネル |
アイラ島は、スモーキーな独特の香りのウィスキーの産地として有名な島です。アイラ島へは、スコットランド本土からのフェリーや、グラスゴーからの飛行機で行くことができます。 フェリーは島の北東部のポート アスケイグまたは南部のポート エレンに着きます。フェリーの船内には、現在の船の位置と予定航路をリアルタイムで表示する液晶パネルがあって、見ていて楽しいです。 |
ここには、スコットランド本土からのフェリーだけでなく、ジュラやコロンゼイに行くフェリーも発着しています。フェリー乗り場のすぐ横では、海産物の水揚げ作業も行われていました。 |
![]() カニやロブスターなどの水揚げ作業 |
![]() ブナハーブン蒸溜所 |
ポート アスケイグの北約5kmにあるこのウィスキー蒸溜所は、1881年の創業。ピートをほとんど使っていないため、アイラモルトの中では比較的スモーキーさが少ないのが特徴です。 私達が訪れた日の蒸溜所ツアーの案内役は、なんと蒸溜所のマネージャーの方でした。普段はマネージャーの奥さんが案内されるとの事ですが、急遽代役を頼まれたそうです。それでも、「かみさんには逆らえないからなー。」とか言いながら、ジョークも交えて、丁寧に説明をしてくださいました。 わずか十数人という少人数で全てを切り盛りしている蒸溜所ならではの出来事でした。 |
ポート アスケイグから北に1kmほど行ったところに、この蒸溜所はあります。Caol Ilaとはゲール語でアイラ海峡のことで、海峡をはさんだジュラ島側からもこの蒸溜所を見ることができます。 まるで工場のような外観だけあって、ここはアイラ島でもっとも生産量が多い蒸溜所です。ここで作られたウィスキーは主にブレンド用に使われていますが、シングルモルトも飲むことができます。 |
![]() ジュラ島から見たカリラ蒸溜所 |
アイラ島には、多くの歴史的な遺跡があります。その中でも特に有名なのが、フィンラガンです。ここは、14世紀から16世紀にかけてスコットランド西海岸地域やヘブリディーズ諸島などを支配していた「島々の領主(Load of the Isles)」の本拠地でした。島々の領主は、現在のマクドナルド一族のルーツにあたることもあり、アメリカなどからもこの地を訪れる一族の子孫がいるとのことです。 また、先史時代の遺物としては、Ballygrantという集落の近くにスタンディングストーンもあります。 |
![]() Ballygrant近くのスタンディングストーン |