![]() アイラとジュラを結ぶフェリー |
ジュラは、ウィスキーで有名なアイラ島の北東側にある島です。アイラからはフェリーで約5分で渡ることができます。 約360平方kmの広さの島に人口わずか180人と、大変人口密度の低い島です。そのかわり、この島には約6000頭もの鹿が棲んでいるそうです。ちなみに、ジュラという島の名前は、鹿を意味する古ノルド語に由来している、という説もあります。 |
島の南東部にあるクレイグハウスが、島の中心の集落です。ここには、ホテルや郵便局、そしてウィスキーの蒸溜所などがあります。 この蒸溜所は1810年に創業、一時中断していた時期があったものの、1963年に再オープンしています。ここの特徴は、高さ約8mもある巨大な蒸溜釜で蒸溜していること。間近で見ると、その大きさに圧倒されます。見学後に試飲したスーパースティションという銘柄のウィスキーは、なめらかで上品なおいしさでした。 |
![]() アイル・オブ・ジュラ蒸溜所 |
![]() |
左の写真は、クレイグハウスのとあるお家の庭先で見かけた鯉のぼり(?)。
おもしろい配色です。
|
クレイグハウスの集落から離れると、ジュラは自然がいっぱいです。頂上が雲の中に隠れた山や、きれいな砂浜、手つかずの川の流れなどを見ることができます。 |
![]() |
![]() |
さすが鹿が多い島だけあって、道路脇の草原でもこんな立派な角の鹿を見ることができました。 |
ジュラでは、島のところどころで先史時代の遺跡を見ることができます。右の写真は、クレイグハウスから海岸沿いに北の方へ約15km程行ったところにあるターバート(Tarbert)というところにあるスタンディングストーンです。高さは2mほどです。近くにはチャペルの廃墟もあります。 ここは島のほぼ中央部でありながら、西側には大きな入り江があって、島の幅が1km少々しかありません。そういったことから、古代、中世を通じて地理的に重要な位置だったのだと思われます。 |
![]() |