ボネス(Bo'ness)

 


ボネスにある教会の塔
 
 エディンバラの西方約25 km 、リンリスゴーの北数 km に位置するボネスは、付近で採れる石炭の積み出し港として、あるいは造船や鉄鋼といった重工業の町として、産業革命の時代から20世紀中頃にかけて大変栄えた町でした。
 現在では、産業構造の変化に伴ってエディンバラなど大都市のベッドタウンとしての性格が強くなっていますが、タウンセンターには当時の繁栄を偲ばせる立派な建物がたくさん残っています。
 


ボネスの保存鉄道(Bo'ness & Kinneil Railway )

 1960年代に廃線になった路線をスコットランド鉄道保存協会(Scottish Railway Preservation Society)が復活させたもので、 Birkhill 駅までの約 5.5 km を蒸気機関車牽引の列車に乗ることができます。
 かつてのボネス駅は完全に取り払われてしまっていたため、駅舎や機関庫、跨線橋といった諸施設は、かつてスコットランド各地で使われていたものをここに集めて移築したものです。それでも寄せ集めのような違和感もなく、当時の鉄道の様子がよく再現されていると思います。


      
   
ボネス駅を発車する蒸気機関車


鉄道博物館(Scottish Railway Exhibition)

 
蒸気機関車などの保存車両

 ボネス駅の横には、貴重な鉄道車両などを保存、展示している博物館があります。ここには、蒸気機関車や客車だけでなく、軍事輸送用の貨車や郵便車なども保存されています。郵便車は内部に入ることができ、郵便物の仕分け用の棚などを見ることができます。


ボネスのこどもの日フェスティバル (Bo'ness Children's Fair Festival)

 ボネスで行われる最も有名なフェスティバルが、この「Children's Fair Festival」。ヨーロッパで最大級の子供の祭典と言われています。町中にいろんな飾り付けが施され、子供たちのためのいろいろなイベントが行われます。毎年6月に開催されています。


      

第100回の時のパンフレット



2009年1月18日