グレート カンブレ島（Great Cumbrae Island）

　グレート カンブレ島は、ラーグスからフェリーで約10分、長さ5km、幅3kmほどの小さな島です。島の中心の町、ミルポート（Millport）には美しい大聖堂があります。また、島は比較的起伏が少なく、サイクリングを楽しむ人の姿を多く見かけました。





　　


ライオン岩。
海の上から見ると、もっと
ライオンそっくりに見えるそうです。

 　ほとんどなんの予備知識もなくこの島を訪れたのですが、フェリーの中で偶然隣り合った、島に住んでいる息子さんの家に行くところだという年配の女性から、この島についていろんなことを教えていただきました。ミルポートの大聖堂は、英国内で一番小さい大聖堂で、ヨーロッパでは2番目に小さいこと、海岸沿いにライオンのように見える自然の岩があること、グラスゴー大学の海洋研究施設があって、一部を一般に公開していること、などなど。
　おかげさまで、島のほとんどの見どころについて上陸前に知識をつけることができました。





島の大聖堂（Cathedral of the Isles）　

　小さいながらもゴシック様式の外観が美しい大聖堂です。塔の高さは約37m、塔の横の身廊（nave）が12m × 6mと小さいため、塔がとても高く見えます。大聖堂の裏側には、中世の修道院を思わせるような建物などが付属していて、かなり複雑な構造になっています。
　大聖堂の内部を見学することもできます。高い天井、太い木の梁、タイルによる床面の装飾、そして美しいステンドグラスが印象的でした。また、大聖堂内には、近くで見つかった石製のケルト十字架が展示されています。		 　　　　　　

　　　　
　ミルポートにはその他、かつての密輸取締船の船長の邸宅だったガリソン ハウスや、ダンシング ミッジ カフェ（The Dancing Midge Cafe）というちょっと変わった（かゆそうな？）名前のカフェなどがあります。また、目の前には遠浅の砂浜が広がっていて、波打ち際でポニーに乗って楽しんでいる子供たちの姿もありました。


2007年5月6日