ミード(mead) は、蜂蜜を原料にしたお酒です。ミード の歴史は非常に古く、青銅器時代にはすでに飲まれていたそうです。おそらく、蜂蜜入りの水が自然に発酵してお酒になったのが最初ではないかと言われています。
写真のミードは、ビュート島の Mount Stuart という邸宅の入り口横にある醸造所の直営店で見つけたものです。ここでは3種類のミードが売られていたので、全部味あうことができる3本セットを買いました。3本それぞれにOransay、Bute、Cambraeというスコットランドの地名が名前として付いています。
Oransay (写真中央) は、昔ながらの方法で作られたミードで、白ワインのような味です。糖分は完全に発酵しているようで、ほとんど甘さは感じられません。さっぱりとした上品な飲み心地です。写真左の Bute は、蜂蜜とリンゴ果汁を加えたミードで、これもおいしいです。右の Cambrae は、ジンジャーとシナモンで味を整えたもので、うちのかみさんのお気に入りです。