ビュート島は、グラスゴーの西方、クライド湾に浮かぶ島です。グラスゴーとその近郊のSPT管轄の駅から、ビュート島までの往復割引切符(電車とフェリー、バス、それにMount Stuartというお城のような邸宅の入場券付きで16ポンド)が売り出されていたので、この切符を使って行ってきました。
グラスゴーから電車で Wemyss Bay 駅まで約50分、そこからフェリーに30分くらい乗ると、ビュート島の中心の町、Rothesayに着きます。Wemyss Bay 駅は、きれいな若草色の駅舎です。
Rothesayは小じんまりとした町ですが、いろんなお店があります。特に、小物を扱ったお店が多く、見ているだけで楽しくなります。また、この町は、Fish & Chips がおいしいことでも知られています。私たちが入った West End というお店の Fish & Chips は、ボリュームたっぷりでした。
Rothesay の町中に、Rothesay 城があります。12世紀頃に建てられたスコットランドでもっとも古い部類に入るお城の一つです。その後、バイキングに占領されたり、内乱で破壊されたりもしましたが、19世紀には、ビュート島の領主だった Bute 侯爵によって修復されました。
Rothesay からバスで約15分の所にあるMount Stuart は、Bute 侯爵の邸宅として、19世紀に建てられました。敷地は大変広大で、ゲートから館まで歩くと15分くらいかかります。
邸宅の内部は一般に公開されていて、主な部屋についてはガイドの方がいろいろと説明してくれます。部屋の数は160以上あり、図書室には何万冊も本があるそうです。トイレや浴室も見ることができ、当時の貴族の生活の様子を知ることができます。
また邸宅の隣にある庭園は、日本庭園風に造られています。