グラスゴーの西の方にあるダヌーンという町では、8月の最終金曜日と土曜日にバグパイプのコンテストが行われます。バグパイプの演奏は、エディンバラやグラスゴーなど多くの町で見かけますが、ここで行われるコンテストはスコットランド最大のもので、150を越えるバグパイプバンドが集結し、また、ソロのパイプ演奏者のコンテストでは200人くらいがその技を競い合います。これだけの数のバグパイプが一同に会すると、その眺めはかなり壮観です。
ダヌーンへ行くには、まずグラスゴーから電車でグーロック(Gourock)という町まで行き、そこでフェリーに乗り換えます。ダヌーンはブリテン島から突き出た半島上にあるので、陸路を迂回するよりフェリーを使う方が便利です。
この日は、なぜか海面近くの低い所に虹がかかっていました。
バグパイプのバンドはまず、演奏しながらダヌーンの町を行進し、メイン会場であるダヌーンスタジアムに向かいます。そしてスタジアムでの演奏で、審判による採点を受けます。
また、右上の写真のように、バグパイプの演奏の横では、長距離走も行われていました。
バグパイプのコンテストや長距離走の他、ここでは同時に、ハイランドダンスのコンテストやハイランドゲーム(大の男のちからくらべみたいなもの)も行われていました。スコットランドではこのようにして、多くの若い人たちが、民族の伝統を誇りを持って受け継いでいっているんだなー、と思いました。
ダヌーンのお店
ダヌーンは、グラスゴー郊外のリゾート地という性格を持っている町なので、いろいろなお店が軒を連ねています。その中に一軒、「Bell's of Dunoon」というキルトショップがあります。うちの研究所で働いている女性のご両親のお店なので、少し中を覗いてみました。タータンチェックのネクタイやスコットランドの人々の正装であるキルトの衣装などが置いてありました。品質にこだわりを持っているようで、お値段は決して安くありませんが、なかなかいいものを揃えているようでした。
キルト製品以外に、お手頃なおみやげも数多く売られています。お店のURLはこちらです。