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アラン島は、スコットランドの西方にある、南北約40km、東西約20kmほどの楕円状の島。スコットランドのハイランドとローランドを分けるハイランド境界断層の延長線が島のほぼ中央部を通っていて、この島も北半分はハイランドで見られるような山岳地帯である一方、南半分は比較的なだらかな丘陵地帯になっています。このことから、「スコットランドのミニチュア」とも呼ばれています。 この島には、ストーンサークルや古城といった歴史的な遺産、イヌワシをはじめとする多くの野鳥やアザラシなどの野生動物が住む豊かな自然環境、ウィスキーの蒸溜所やビール醸造所などなど見所も多く、まさにミニスコットランドというにふさわしい島です。 スコットランド本土のアードロッサン(Ardrossan)からフェリーで約1時間で島の中心地、ブロディック(Brodick)に着くことができます。 |
ブロディックの郊外にあるこの醸造所では、「アランエール」などのビールが作られています。ショップの裏が工場になっていて、見学することもできます。見学コースにはビールの製造工程が、ほほえましいイラストで描かれています。 | ![]() |
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ビール醸造所の近くにあるチーズ工場。こちらはショップの横が工場になっていて、出来上がったチーズのカッティングや蝋付けといった作業を見ることができます。ここの人たちはたいへん気さくで、「この仕事は俺でないとダメなんだ」とか「アラン島のアイスクリームはおいしいけれど、食べ過ぎたら太るぞー」とか、いろいろと話してくれました。
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こちらはチーズ屋さんの隣にある石けん工場です。ショップに隣接した工場はガラス張りになっていて、石けんができるまでのほぼ全工程を見ることができます。ショップでは、ラベンダーやヒースなどいろんな香りの石けんが売られています。格安の規格外品がお買い得です。 | ![]() |
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今回お世話になったお宿は、ブロディックの町の中心から徒歩圏内の所にある「Glenartney」。このお宿は、環境に対する優しさを追求していて、グリーンツーリズムに関する団体から2007年度の金賞を受賞しています。ここのモットーは、まずは減らすこと(Reduce)、次は再使用(Reuse)、そして最後にリサイクル(Recycle)ということで、リサイクルに主眼をおいている一般的な活動のさらに一歩先をいっています。具体的には、客室備品の簡略化、省エネルギー電化製品や節水型トイレの導入、地元産食材の使用などが行われています。
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