ダンブレンは、スターリングの北約 10km のところにある小さな町です。 この町の歴史は大変古く、ローマ帝国が支配していた時代には砦が作られていたそうです。その砦(ゲール語でDun)の跡地に、聖ブレン(St. Blane)が僧院を作ったというのが、Dunblaneというこの町の名前の由来になっています。
![]() |
聖ブレンが作った僧院があったところには、13世紀ころに大聖堂が建設されました。その後も数百年間にわたって手を加え続けられてきた大聖堂ですが、宗教改革の嵐の中で廃墟になってしまいました。19世紀に大規模な修復が行われるまで、屋根はなく野ざらし状態だったため、今でも内壁に風化のあとを見ることができます。 大聖堂の内部は大変広く、窓には美しいステンドグラスがはめ込まれています。また、この大聖堂は貴重な文化遺産であるだけでなく、定期的な礼拝やコンサートが行われるなど、現在もいろんな用途に使われています。 大聖堂の正面向かいには、町の歴史を知ることができる小さなミュージアムがあります。 |
ダンブレンの町は長い歴史があるだけあって、町の中心部には古い町並みが続いています。町中にはアラン川(Allan Water)が流れていて、川沿いの遊歩道は町の人々の憩いの場になっています。こういったこの町の雰囲気に魅せられて、通勤時間が長くなるにもかかわらずこの町に引っ越した私の会社の同僚もいます。 | ![]() |