ストロンチアンは、オーバンの北の方、直線距離で30kmくらいのところにある小さな村です。Loch Sunart という細長い入江の、ほぼ一番奥に位置しています。このあたり、他には村らしい村もなく、大自然に囲まれたとても静かなところです。
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村の中心近くには、ツーリストインフォメーションセンター、焼き物や山登り用の杖のお店、ホテルやカフェ等があります。このあたり、人なつこい犬が何頭もいて、「遊んで遊んで」と寄ってきました。 また、ツーリストインフォメーションセンターには、いろんな鉱石が展示されています。というのは、この近くには鉱山があって、かつては鉛を、現在でもある種の鉱物を産出しています。
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そんな鉱物の中にストロンチアナイトというこの村の名前がついた鉱石があり、その鉱石からそれまで未発見だった元素が発見されました。それがこの村の名前を有名にしているストロンチウムです。これは、100種類以上ある元素の中で、地名が元素名の由来になっている、とても珍しい例です。 | ![]() |
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鉱山の横を通ってさらに急な山道を登って行くと、Loch Doilet という湖を見下ろせる峠に出ます。しんと静まりかえった、風景の美しいところです。 さらにこの湖に沿って下って行くとPollochという所に着きます。家が一軒とハイカーのための駐車場があります。
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ストロンチアンから鉱山に行く途中に、Ariundle centreという、工房やティールームが入った建物があります。人里離れたところにあるにも関わらず、意外なほど立派な建物です。ここのティールームでいただいたサンドイッチは美味でした。