マル島には、もうほとんど廃墟という感じのお城から、庭園も含めてとても整備が行き届いたお城まで、いろんなお城があります。建築様式や建築年代も様々、お城好きの人には魅力的な島だと思います。
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クレイグニュアの近く、海を見下ろす崖の上にこのお城は建っています。1700年頃までマクリーン(Maclean)一族の本拠地だったんですが、その後長く廃墟になっていました。それが20世紀の初めに当時の族長によって修復され、現在の姿になりました。壁の厚さは3mもあるという、非常に堅牢なお城です。海側から眺めると、また異なった印象を受けます。
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こちらは19世紀中頃に作られたScottish baronial style(小塔を持ったスコットランド風地主館スタイル、かな?)の建築物です。食堂、書斎や居間等には当時の調度品が置かれていて、その時代の貴族の生活を偲ぶことができます。整備された庭園もきれいですが、窓の外に広がるマル島の風景も美しいです。 | ![]() |
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デュワート城の南西約20kmの所にあるこのお城も、マクリーン一族によって建てられました。建造は15世紀の初め、余分な装飾がほとんどない見るからに強固なお城です。ただ、長期間にわたって放置されてきたので、内部は崩壊の恐れがあり、公開されていません。 また、この付近には Laggan Deer Forest と呼ばれる森があって、たくさんの鹿が住んでいます。
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トバモリから南西に10数kmの所にあるこのお城は、13世紀頃にマクドウガル(MacDougall)氏によって作られました。現在は完全な廃墟になっていて、壁の一部を残すのみです。古い言い伝えによると、このお城の地下深くには、宝物が眠っているそうです。 | ![]() |