Tobermory(トバモリ)以外には特に大きな町もないマル島の北部。そこには、石器時代のスタンディングストーンや、中世の頃に彫られたケルティックストーンと呼ばれる石板が残る教会など、古い歴史が偲ばれる場所が多々あります。また、美しい海岸や滝、湖などもある自然に恵まれた地域です。
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左の写真は、Dervaig という集落の近くにあるスタンディングストーンです。高さは2メートルくらい。そばには倒れた石がいくつか、そのままの状態で半ば土に埋もれています。林の中に立つスタンディングストーンには、一種独特の雰囲気があります。 マル島には、ほかにもいくつものスタンディングストーンがあります。
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1755年に建てられたこの教会は、ごく最近まで実際に使われていたそうです。この教会が建てられるより以前、ここには中世の頃に作られた礼拝堂がありました。そして、この教会には今でも、中世の頃の石板に彫られた像が残されています。また、教会の建物の裏には、石造りの古いケルト十字も建っています。 | ![]() |
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上の教会から南東に数kmほど行ったところに、この滝はありました。ちょうど雨の後で増水していて、かなりの水量でした。この滝の下流には、直接海に流れ落ちるさらに大きな滝があります。その滝は「Eas Fors」と呼ばれ、「When eight bells toll(八点鐘が鳴る時)」という映画のシーンにも使われたそうです。ちなみに、Eas Forsの Eas はゲール語の滝で、Fors は古ノルウェー語で同じく滝の意味だそうです。
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島の北西部に広がるカルガリーの海岸は、白い砂が美しい砂浜です。オリンピックが開かれたことで有名なカナダのカルガリーという地名は、もともとこの地の名前に由来しているそうです。 | ![]() |