ダンバートン(Dumbarton)


 ロッホ ローモンドから流れ出たレーベン川(River Leven)がクライド川に合流するところにある町が、ダンバートンです。この町は、8世紀から9世紀にかけてこのあたりを支配したストラスクライド王国の首都でした。ダンバートンは、グラスゴーから電車で約30分。途中、車窓からダンバートン城のある丘を見ることができます。この丘は、第二次世界大戦の直前まで1500年以上にわたって、実際に軍事施設としての役割を担っていたそうです。そもそもダンバートンという地名が、ゲール語の「ブリトン人の砦」という言葉に由来しているそうです。


ダンバートンセントラル駅。
なぜかホームの屋根に煙突が‥‥

 



ダンバートンは、17世紀頃から重要な港町として栄え、特に西インド諸島との交易の拠点となっていました。19世紀ころには、造船やガラス産業がおこり、町は大いに繁栄したそうです。今でも町のあちこちに立派な建物を見ることができます。

  
役所の建物(左)と図書館(右)

 その他にも教会など立派な建物がたくさんあります。

  

 



スペルにご注意

 ダンバートンを含む広域行政区であるウエストダンバートンシャーのスペルは 「West Dunbartonshire」 ですが、なぜか町の名前は3文字目がmになって、「Dumbarton」です。う〜ん、地名は難しいです。

 



2005年8月12日