ヘレンズバラ(Helensburgh)


 Airdrie からグラスゴー方面へ向かう電車の多くは、グラスゴーよりさらに西の方にあるヘレンズバラが終点です。Airdrie駅で、「この電車はヘレンズバラ セントラル行き〜」というアナウンスを聞くたびに、一度は行ってみたいなーと思っていた町です。



ヘレンズバラへの行き方

 ヘレンズバラへは、グラスゴーから電車で約40分。グラスゴー市街を抜け、クライド川沿いののどかな風景の中をしばらく走ると、ヘレンズバラ セントラル駅に着きます。この駅は、19世紀終わり頃に作られたそうですが、ガラス張りの天井から陽の光が射し込んで、とても明るい雰囲気です。




ヘレンズバラの建物群


 この町の歴史は比較的新しく、200年くらい前に計画的に作られました。整然とした街路は、エディンバラのニュータウンを彷彿とさせてくれます。そして、町のあちこちに、1800年代に作られた石造りの立派な建物が残っています。いくつかの素晴らしい教会の建物もあります。また、町の郊外には、建築家マッキントッシュの代表作の一つ Hill house もあります。
 


1878年築の Municipal Buildings



ヘレンズバラのツーリストインフォメーションセンター

 駅から港の方へ歩いていくと、ひときわ目を引く大きな時計台(Clock Tower)があります。これも、1800年代中頃の作。そして、ここの一階がツーリストインフォメーションセンターになっています。中はそれほど広くありませんが、いろんな情報を入手することができます。



ヘレンズバラのお店

 ヘレンズバラは、クライド湾の対岸の町グーロック(Gourock)などへのフェリーの発着地で、港付近にはいろんなお店があります。その中の一軒「T. G. Allan Ltd.」は、いろんな商品を取りそろえている雑貨屋さんです。この国にしては珍しく、かゆいところに手の届く品々がたくさん置いてありました。
 また、この雑貨屋さんの近くにあるアイスクリーム屋さんのアイスクリームもおいしかったです。バニラ味はもちろん、ヘーゼルナッツ味も、ナッツの味がしっかり利いていて美味でした。



ちょっと余談

 スコットランドでは、時々とても驚かされることがあります。この日乗ったヘレンズバラ行きの電車の車内で買った往復切符、日付が間違って印字されているのを、かみさんが見つけました。。発行日は今日(8月28日)なのに、切符の有効日はその前日の8月27日、それを見て頭の中には?マークが3つくらい浮かんでしまいました。 で、切符を売ってくれた車掌さんにそのことを言うと、車掌さんは少し考えたあげく、切符の裏に「8月28日有効」というメモとともにサインをして返してくれ、これでOKだよとのこと。たしかにその後何も問題は無かったんですけどね。  



2004年9月1日