メルローズ

　メルローズは、エディンバラから南東に50km ほど行ったところにあります。ツィード川沿いの谷にある、小さな町です。

　メルローズには、廃墟になった修道院があります。既に屋根は無く、壁だけになっています。その壁も一部崩れ落ちているにもかかわらず、残っているらせん階段を使って、上まで登ることができます。そこからはメルローズの町並みと、町を囲む森や牧場を見渡すことができます。
　この修道院、非常に歴史が古く、少なくとも7世紀には既に存在していたそうです。もっとも、現存する建物は、15世紀ころに作られたものです。その後、度重なるイングランドとの戦争の結果、廃墟となってしまいました。 　

　　
修道院の外観（左）とそこからの眺め（右）

　メルローズは、スコットランドを代表する作家の一人、ウォルター・スコットが暮らした町ということで、彼にちなんだ名所がいくつかあります。特に、彼が住んでいた邸宅は、蔵書などと共に公開されています。

　メルローズでは、タウンセンターにある喫茶店に入りました。クリームティー（スコーンと紅茶などのセット）についていたラズベリージャムは、お店の自家製だそうでとても美味でした。