「payee」ってどういう意味?




 パスポートの有効期限がもうすぐ切れるので、エジンバラにある日本領事館に行って、新しいパスポートへの切り替えを済ませてきました。 次にこの新しいパスポートに英国滞在許可証を添付してもらうため、グラスゴーにあるHome Officeという政府機関の事務所に行きました。ただこれはいきなり行ってもだめで、事前に申請書を完成させた上で、予約を取ってから行く必要があります。ところが、申請書(TOC)の用紙をインターネットからダウンロードして記入している時、ふと疑問が。
 申請料金の支払いに関して記入する所に、「PAYEE'S DETAILS」という欄があって、「payee」の住所等を記入してくださいとのこと。で、payeeの意味が分からなかったので、手持ちの英和辞書で調べてみると、「被支払人」とか「支払先」という意味が載っています。もしそうだとしたら、Home Officeの住所を書くことになるんですが、いくらなんでもそれはちょっと変な気がします。申請書の趣旨からすると申請料を払う人の住所氏名を書くべきなんでしょうが、まあ一人で悩んでいても仕方がないので、会社に持っていって英国人の上司に聞いてみました。私の上司は、「うーん、よく分からないけど、ちょっと辞書で調べてみるね。」といって、英国の国語辞書で調べてくれました。するとやっぱり、小切手の支払先、のような意味になっています。でもこれはどう考えても変なので、支払いをする人の住所氏名を書くべきだという結論になりました。  結局この欄には自分の名前と住所を書いて申請に行ってきました。結果、Home Officeでは、この部分については何も聞かれることなく、無事滞在許可証を添付してもらうことができました。それにしても、外国人が使う申請書に、ネイティブのイギリス人でも辞書を引かないと分からないような単語を使わないでほしいものです。それも間違った意味で使うなんて‥‥


2006年10月15日



追記: その後しばらくして再度 Home Office のホームページで申請書を確認したところ、「payee」は訂正されて「payer」となっていました(これならちゃんと「支払人」という意味ですね)。その他にも数カ所改善されていて、少しだけですが以前よりも記入しやすくなっています。  


2007年3月3日