ハプニング、その2



 前にご紹介した引越しにまつわるハプニング、いくつかを除いて無事解決しました。ところが、その後もまたいろんな事が起こって、やっぱり目下奮闘中です。



 延び延びになっていたキッチンの改装、ようやく始まりました。始まってしまえば早いもので、作業は順調に進み一日半ほどでほぼ完成。(一部の部品に傷が付いていたので、その部分は交換品待ちという以外は。)
 ところが次の日の朝、なんと冷蔵庫が動いていないではありませんか。キッチン改装中に冷蔵庫を移動させたりしたので、調子が悪くなったのかなーとか思っていたのですが、本当の原因は冷蔵庫のプラグに付いているヒューズが切れたためという事をうちのかみさんが発見。本来なら13A用のヒューズが入っているはずなのに、3A用のヒューズが入っていました。それでは通常の使用でも、ヒューズ飛んでしまいますよー。
 なぜ、間違ったヒューズが入っていたのか推測するに、おそらく、作業員の方が冷蔵庫の電源コードを新しいキッチンの横に開けた小さい穴に通して棚の中にあるコンセントに差し込むため、一旦プラグをコードから外した時に、違ったヒューズを入れてしまったんだと思います。でもまあ、冷蔵庫の中身がだめになる前に原因が分かって本当に良かったです。



 ついでにお風呂とトイレの改装も、キッチン同様某 B & Q というお店にお願いしました。こちらは本当、いろんなトラブルがありました。
 まず、改装の数日前に新しいバスタブや便器など必要な資材が配達されてきました。配達時に、届けられたものの大まかなチェックはしたものの、ちゃんと品名や製品No.まで確認しなかったのが、甘かったようです。いざ、風呂桶を設置しようという段階になって、なんか大きさが違う、部品の様子が違うというので、製品No.を確かめてみると、注文したのと違う風呂桶が届けられていたことが判明。再度正しい風呂桶の配達を依頼して、設置はまた後日、ということになりました。



 で、無事正しい風呂桶が配達されて来たんですが、セットであるはずの風呂桶の外壁(フロントパネル)は、なぜか交換されませんでした。作業をしているお兄さんに、これでいいの?って尋ねると、うん、ちょっと大きいけど、端をノコギリで切ってしまえば大丈夫だよ、と言って、本当にノコギリで切ってはめてしまいました。確かに見た目はそんなに悪くないんですが、間違って配達したのはお店なんだから、こっちが注文したのと交換してくれるのが筋ってもんだと思うんですけどねー。



 お風呂にまつわるハプニングとしては、こんな事もありました。お風呂に来ている配管には水用とお湯用と二本あるんですが、一見しただけではどちらがどちらなのか分かりません。そこで作業員の一人が屋根裏に登って、風呂場にいるもう一人に、こっちが水でそっちがお湯だよー、って指示していました。そうやってちゃんと確認していたにもかかわらず、その日の作業が終わって、夜試しにお湯を流してみたところ、お湯のはずが水しか出てきません。反対に水の出るはずの蛇口からは、お湯が出てきます。どこでどう間違ったのか、反対に接続してしまったようです。次の日作業に来たお兄さんにそのことを言うと、あ、それはこうすれば大丈夫、といって蛇口のひねるところ(Hot とか、Cold とか書いてある部分ですよね)をはずして取り替えて、はい、おしまい。



 風呂場のリホームは、配管工事の人、タイル貼りの人、電気工事の人など、それぞれ専門の方が来られて順番に作業をしていきます。まず最初に、古い風呂桶やトイレ、床や壁のタイルの撤去が行われました。ただ、便器は外したままだと困りますので、撤去後すぐに新しいのが設置されました。次の日、タイル貼り専門の人が来て、一旦新しい便器を外した後床のタイル張りが行われました。タイル貼りが終わって、便器を元の位置に戻そうとした時、トイレに水を送る送水管が便器に接続できないことが判明。タイルを貼って、床が少し高くなった分、管がとどかなくなっていたんです。タイル貼り専門の人はタイル貼り専門なので、新しい管と交換することができず、後日配管工事の人が来るまで、送水管は接続されないままになってしまいました。不幸中の幸いというか、下水管とは接続できたので、トイレはバケツで水を流せば使えました。やれやれです。



 その後、配管工事の方がトイレへの送水管を修理してくれて、無事トイレが使えるようになりました。しかし、トイレ君の受難はまだ続きます。今度は壁塗りの方が来られて、また便器を外して便器の裏の壁の下塗りが行われました。壁塗り終了後、便器は元の位置に戻され、作業をされた方は帰っていきました。その後、トイレを使ってみると、いつまでたっても水が流れ続けたままです。どうやら外したり戻したりしている内に、トイレの水槽内の浮きの位置が微妙にずれてしまったようです。うちのかみさんはこういうのを直すのが得意なようで、なんとか元の位置に戻してくれました。



 お風呂周りの壁のタイル張り、さすがプロの方だけあって、手際よくかつ美しく仕上げていただけました。ところが、よく見てみると一枚だけ上下反対に貼られているタイルがありました。よく見ないと分からないですし、これまでのハプニングの数々を思えば、ご愛敬というこで、ま、いいかーって感じです。



 前ページで紹介した洗濯機、2度にわたる納期延期の末、引越し後2ヶ月近くたった頃にやっと届けられました。そして配達と同時にセッティングもやってもらえました。待ちに待った洗濯機、試してみたところ、ちゃんとお洗濯してくれました。しかし、何回目かの洗濯の時、何か様子が変なことに気付きました。水が流れているはずの場所がなぜか温かい(熱い)のです。お風呂のこともありましたし、念のため配管をチェックしましたが、ちゃんと水用であることを示す青色の印がある配管に接続されています。もしやと思ってその管を触ってみると、熱い! そうです、洗濯機のセッティングの人が接続を間違えたのではなく、もともと家にある配管が間違っていたんです。前の住人も多分知っていたんでしょうから、家を売る時に一言、言っておいてほしかったものです。






2004年7月3日