今はもう作られていないウィスキー


 ウィスキー好きの方々にとっては当たり前のことかもしれませんが、ウィスキーショップに行くと、「Old Malt Cask」というラベルが貼られたウィスキーを見かけることがあります。それは、グラスゴーにある「ダグラス・レイン」という瓶詰め会社が、それぞれの樽ごとに瓶詰めして売っているものです。左の写真は、「Old Malt Cask」の一つで、ローズバンク蒸留所(Rosebank Distillery)で作られたウィスキーです。この蒸留所は1993年に閉鎖されたんですが、その後も樽の中で熟成され続け、2001年にボトリングされました。Old というだけあって、このように、今ではもう作られていないウィスキーを入手できることもあります。
 瓶のラベルも、普通のウィスキーと違って余計な装飾がなく、独特の雰囲気を醸し出しています。



2003年9月13日