1970~90年代にかけてワールドカップ出場の常連チームだったスコットランドナショナルチーム、近年はあまりいいところはなかったんですが、現在(2007年3月)なぜか欧州選手権予選リーグのグループB内で、強豪のフランスやイタリアを抑えて首位。これはぜひ応援せねばと思い、グラスゴーにあるハンプデン パーク(Hampden Park)まで行ってきました。
さて、試合の方は、前監督が古巣のチームのふがいなさをなんとかするためそのチーム(レンジャーズ)の監督に就任した結果、急遽新監督となったアレックス マクリーシュが采配をふるう最初に試合でした。相手のグルジアはグループ内で6位とはいえ、格下のチームに負けることの多いスコットランド、この日も常に有利に試合を進めながらも、たびたびピンチに見舞われていました。
それでもレンジャーズのクリス ボイドやセルティックのクレイグ ビーティーのシュートで、2対1でなんとか勝つことができました。その他にもスコットランドを代表する選手たち(クレイグ ゴードン、スティーブン マクマナス、バリー ファーガソン、ポール ハートリーなど)の活躍を見ることができ、楽しい一日でした。
グラスゴーといえば、世界で最初にサッカーの国際試合(1872年、対イングランド戦)が行われた地。それだけに地元の人たちのサッカーに対する思いは熱く、試合中の応援も相当なものでした。けれども、周りに迷惑をかけるような困った人は(少なくとも私の周りでは)全く見かけませんでした。皆さん本当に楽しんでいる様子でした。
警察の人は馬に乗って警備中です
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駅からスタジアムまでの道沿いには、マフラーや帽子、旗などの応援グッズを売っているお店がいくつも出ています。お店の人のかけているめがねがスコットランドの国旗の模様になっているもユニークですね。
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この試合が開かれたハンプデンパークは、5万人以上の観客を収容できる大きなスタジアムですが、スコティッシュリーグのディビジョン3に属するクイーンズパークというチームのホームスタジアムでもあります。こんな大きなスタジアムですが、リーグ戦ではクイーンズパークの観客数は400人台なんてこともあります。また、スタジアム内には、スコットランドのサッカーの歴史について展示されているスコティッシュ フットボール ミュージアムもあります。