オーガニックフード フェスティバル

 11月初めの週末に、グラスゴーで開かれたオーガニックフードフェスティバルに行ってきました。会場は、グラスゴーメトロポリタン大学とオールドフルーツマーケットの2か所。大学の方では主に講演やデモンストレーションが、オールドフルーツマーケットでは、オーガニックフードの販売が行われていました。




 私が大学の方の会場を訪れた時、ちょうど畜産農家の方が、なぜオーガニックな手法を取り入れることにしたか、そして実際どのようにして牛や鶏を育てているかという講演をしていました。農家の方の生の話は説得力があり、貴重な経験になりました。また、会場ではオーガニックな素材を使った軽食を食べることもできました。素材の味をうまく引き出していておいしかったです。


 オールドフルーツマーケットは、古い建物を改装して作られた多目的イベント会場です。ここには各種オーガニック食品のブースが所狭しと並んでいました。パンやクッキー、ヨーグルト、肉製品、ナッツやビールなどなど。訪れるお客さんもとても多く、オーガニックな食品に対する関心の高さが伺えました。

 また、フードフェスティバルのはずなんですが、食べ物以外のお店もたくさん出店していました。シャンプーやハンドクリームのお店、石けんの専門店、マル島の織り物屋さんなど、見ているだけでも興味深いお店がいろいろとありました。ところが、とあるお店で見かけた日焼け止めクリーム、オーガニックと銘打っているものの、注意書きをよく読んでみると、この製品は88%オーガニックです、とのこと。ということは、残り12%はオーガニックではない素材ということなんですが、そういうものをオーガニックとして販売していいものなんでしょうか。まあ、正直に書いているのはいいことですよね。


 このフェスティバル、入場料は2ポンドだったんですが、「The LIST」というスコットランドではメジャーな雑誌社が出している「エジンバラとグラスゴーのレストランガイド 2006/2007」(定価5.95ポンド)がただでもらえたので、それだけで十分もとが取れてしまいました。このガイドには、シーフードがおいしいエジンバラの「The Mussel and Steak Bar」も紹介されています。  

   



2006年11月12日